フジモリ元ペルー大統領が死去 86歳
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【9月12日 AFP】ペルーのアルベルト・フジモリ(Alberto Fujimori)元大統領が11日、首都リマで死去した。86歳だった。長女のケイコ(Keiko Fujimori)氏ら親族がX(旧ツイッター)で発表した。 親族に近い関係者が同日AFPに語ったところによると、8月に口腔がんの治療を終えた後、健康状態が急速に悪化していた。 フジモリ氏は1990~2000年に大統領を務めた。しかし、1991、92両年の軍による対テロ作戦で子ども1人を含む25人が死亡した事件をめぐり、人道に対する罪で2009年に収監。禁錮25年を言い渡されたが、刑期の3分の2を終えた昨年12月、人道的な理由で釈放された。 ケイコ氏は今年7月、フジモリ氏が2026年に予定されている大統領選に出馬する意向だと明らかにしていた。(c)AFPBB News