【LA情報も!】アンソニー・ホプキンス主演『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』
【Amazing 03】子供たちの写真を使ってキャンペーン!
一番困ったのが、莫大な費用と里親探し。そこで、子供たちの写真をイギリス中の雑誌や新聞に掲載し、国民へ支援を訴えた。その結果、里親になりたいという応募が殺到し、費用も工面!
当時の子供が撮影に参加!
ニコラスと子供たちが再会を果たすテレビ番組の収録シーンには、実際にニコラスに助けられたかつての子供たちや、その親族が世界中から撮影に参加。ニコラスの偉業を実感し、胸を締めつける再会シーンになっている。
危険な救出作戦を決行した男の実話!
「不可能でない限り、必ず道はある」といっていたニコラス。イギリス政府からの協力を得られない中で、巨額の保証金と里親を手配するという難題を、諦めずにクリアしていく行動力とひらめきに感心する。救出された669人の命は、その子供や孫たちに繋がり、今では6000人あまりに。この活動に対して、イギリスからもチェコからも勲章を授与されている。危険を顧みずに、未来に繋がる命を救出し続けた勇気ある姿に胸を打たれる。
アンソニー・ホプキンスはハリウッドで今なにしてる!?
アンソニー・ホプキンスといえば、映画『羊たちの沈黙』で演じたハンニバル・レクター役があまりにも有名だ。最近では、その前日譚である映画『レッド・ドラゴン』を連想させる“赤いドラゴン”の着ぐるみで登場したコミカルなコマーシャルが話題をさらっている。 どういう内容かというと、彼の出身地である英国はウェールズのサッカークラブ・レクサムAFCのマスコットに扮してフィールドを駆けるという、コーヒーのCM。全米が熱狂するアメフトの祭典“スーパーボウル”の中継で放映され、自身でも"最も伝説的なパフォーマンス"とジョーク交じりにSNSへ綴った。映画への出演にも積極的で、2023年には『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』に続き、精神分析学の創始者フロイトを演じた『フロイトの最後のセッション』もアメリカで公開され、注目を集めた。 私生活では、約25年間暮らしたマリブの邸宅を数年前に売却し、サンタモニカ近郊の高級住宅街パシフィック・パリセーズに移り住んだ様子。昨年末には、ビバリーヒルズで行われたアート展に出席して、デミ・ムーアたちとフォトセッションに参加するなど、公の場にも、ときおり姿を見せている。 また現在は、自伝を執筆中であると米『ピープル』誌が報じた。彼のドキュメンタリー制作の計画も、同時進行で浮上しているのだとか。2021年のアカデミー賞では、史上最年長の主演男優賞を受賞したホプキンス。現在86歳にしてまだまだ第一線で活躍する名優の、今後の活躍も大いに期待できそうだ。
昨年、ビバリーヒルズで行われたサミ・ハエックのアート展のオープニングに顔を出したアンソニー・ホプキンス。サミ・ハエックは、女優サルマ・ハエックの弟。このときホプキンスは、デミ・ムーア(左中)、サルマ・ハエック(右中)らとフォトセッションに参加した。 ※雑誌『Safari』7月号より
文=岡村ゆか(LA情報)