日産はなぜ日本で出さない? 早く乗りたいVCターボ!! 中国仕様[パスファインダー]試乗したらスゴかった
■Lサイズ3列シートSUVのパスファインダーだが……
そのボディサイズは全長5130×全幅1981×全高1767mm、ホイールベースは2900mmとなっている。北米仕様のパスファインダーは全長5004×全幅1961×全高1768mm、ホイールベース2900mmなので若干ボディサイズは長く、ワイドになっているのがわかる。 外観以外にインテリアのデザインも差別化されており、センターコンソールのシフトノブやカップホルダーは共通だが、12.3インチセンターディスプレイやエアコン操作パネルなどは中国仕様独自のデザインを採用。 また、北米仕様、中国仕様ともに3列シート車なのだが、乗車定員に違いがあり、8名乗車できる北米仕様に対して中国仕様は6人乗りおよび7人乗りにしてゆとりをもたせている。
■パワートレーンは2LのVCターボのみという潔さ!
搭載するパワートレーンは中国仕様として販売されるモデルにしては珍しく、内燃機関の可変圧縮比エンジンの直4、2LVCターボ(最高出力248ps/最大トルク37.7kgm)を搭載。これにトランスミッションは9ATを組み合わせている。 2000kg以上と非常に車重がある3列シートSUVのパスファインダーながら、VCターボ特有の低速トルクの太さで発進時から街中走行までストレスなく流れをリードできる。とはいえ、必要十分といった程度だが。 中国車のSUVだとPHEVやBEVが中心だが、このVCターボの加速感は紛れもなく純内燃機関であることが際立っており、個人的には自然でリニアな操縦感覚に好感を覚えた。 ちなみに中国国内での販売台数だが、2024年3月の発売開始から1カ月で6000台受注となかなかの人気ぶり。ただ、今後の中国市場での販売を考えると電動ユニットのe-POWERを加えてもいいのかもしれない。