エスポラーダ北海道・鈴木裕太郎

1月6日、名古屋金城ふ頭アリーナにてFリーグ2023-2024ディビジョン1ファイナルシーズン下位リーグ・第25節が行われ、エスポラーダ北海道とボルクバレット北九州が対戦し、2-2で引き分けた。 試合開始5分までは攻守が入れ替わり得点機を狙う北海道だが、徐々に相手に押し込まれ6分に失点。そのまま勢いに飲まれる時間が続くも、13分、右サイドでの小原風輝のキックインからオウンゴールを誘発し同点に追いつくと、15分には相手の鋭いミドルシュートを守護神・関口優志が弾き1-1で試合を折り返した。 より攻撃に比重を置きチャンスを増やす北海道は25分、ピッチ中央を突破した室田祐希からの折り返しを堀込将太が冷静に流し込み、逆転に成功した。しかし、31分に6つ目のファールを取られ第2PKを献上。最大のピンチをポストに救われ難を逃れたものの、39分に相手のパワープレーから同点に追いつかれてしまう。残り12秒に放った室田の決死のシュートは、右のポストに阻まれ得点には至らず。2-2でタイムアップの笛が鳴り、北海道のリーグ最下位が確定。2月のFリーグ2023-2024 ディビジョン1・2入替戦への出場が決定した。 試合を終え、嵯峨祐太監督と鈴木裕太郎が記者会見に出席した。

先につながるゲームができた

●エスポラーダ北海道｜嵯峨祐太監督 ──試合を振り返って。 前節までの結果から、うちが3勝しても難しい状況というのはわかっていたので、先につながるゲームをしようとみんなで確認してゲームに臨みました。追いつかれて引き分けた試合になりましたが、一人ひとり最後まできちんとやる姿勢が出たので、先につながるゲームができました。苦しい時間も多かったですが、チームでやることをみんなやってくれました。相手のパワープレーについては、守り方をダイヤにするのかボックスかで、もしかしたらボックスの方が守りやすかったのかという話題が出ました。そこは私の決断なので、結果的に失点してしまったことは一生懸命やってくれた選手には申し訳ない気持ちです。それでもきちんと戦ってくれたので、明日ももう1試合戦い切って、次につながる試合をしたいです。 ──リードを保ったまま終盤になり、残り1分9秒で取ったタイムアウトではどんな指示を？ 長くパワープレーされていたので、タイムアウトを取りたいと思っていました。外から見ていた時にアラからアラへ通されて、後ろのスライドが大変そうだったのでその部分の確認をしましたが、中でコミュニケーションを取れて大丈夫だとのことだったので、そのまま残り時間はいこうという確認でした。