「戻ってくる気はあるか」レアル・マドリードが引退した元ドイツ代表MFに復帰を要請?「笑ったが否定はしなかった」
スペイン人ジャーナリストのマティアス・プラッツは、レアル・マドリードのある幹部が、ユーロ2024(EURO2024)をもって現役引退した元ドイツ代表MFトニ・クロースに復帰を促す電話をかけたことを明らかにした。スペインメディア『ELDESMARQUE』が、現地時間30日に報じている。 マドリーは、ラ・リーガ第3節を終えて1勝2分けと苦戦を強いられており、2つの引き分けもあわや敗戦もありえたような試合内容だった。また、補強の目玉でもあるFWキリアン・エムバペは、アタランタBCと戦ったUEFAスーパーカップ2024ではゴールを決めたものの、リーグ戦では未だに無得点にとどまっている。昨季の強さを見せられていない中、マドリーのある幹部はクロースに連絡をとったという。 プラッツは、「一週間ほど前の電話だ。マドリーの非常に重要な人物が、クロースに引退後の新しい生活がどんなものなのかを確認するために連絡した。その会話の中で、次のような質問を投げかけた」と前置きし、「トニ、戻ってくる気はあるか? 半分冗談で半分本気だ」と、マドリーの幹部が復帰話を持ちかけたことを明かした。さらに、「クロースは、笑ったが、否定はしなかった。それはあり得ないと思うが、レアル・マドリードへの復帰の扉は完全に開かれているということを彼はわかっている」と、34歳で引退したMFの反応について語っている。 カルロ・アンチェロッティ監督は、29日に行われたラ・リーガ第3節のUDラス・パルマス戦後、「我々がやりたいこと、目指すべき方向に集中しなければならない。認めざるを得ないが、想像以上に難しくなっている」と述べ、チームが機能していないことを認識している。昨シーズン同様に安定感のある戦いを見せ、開幕から勝ち点を取りこぼしていなければ、クロースに連絡をとる必要もなかっただろうが、中盤でゲームをコントロールできるMFの不在をマドリーは嘆いているようだ。
フットボールチャンネル編集部