「麻婆豆腐もよくソースから作ります」『天狗の台所』駒木根葵汰(23)がフライパン一皿食べた“家庭料理”
麻婆豆腐もよくソースから作る
――韓国料理がお好きなのですね。チゲ以外でよくお作りになる料理はありますか? コチュジャンが好きなので、麻婆豆腐もよくソースから作ります。それに、毎年ふるさと納税でモツ鍋のホルモンを頼んでいるのですが、それが届くと、モツ鍋ではない激辛料理を作っています。 辛い料理が好きなんですけど、あまり辛いと身体が受け付けないので、「好きだけど食べるとつらい」、と謎に自分との闘いになっています(笑)。 直感で料理を作ることが多いので、いつか料理創作ノーベル賞とか獲れたら嬉しいですけど、そんな賞ありませんよね(笑)。 ――麻婆豆腐をソースから手作りされるなんて、本当にお料理がお好きなのですね。ご実家でもよく韓国料理を召し上がっていらしたのですか? いえ、実家で韓国料理を食べた経験は、ほぼないです。最初に作ろうと思ったのも、『梨泰院クラス』を見てチゲが食べたくなったからですし……。 本場のチゲは、知人に連れて行ってもらった新大久保で食べましたが、僕は人混みが苦手なので、ひとりでは行きません。でも、新大久保にしか売ってない食材もあったりするらしいので、そういうのが気軽に手に入れられると、もっと本格的な韓国料理が作れるのかもしれないですね。 ――ご実家にいたときの食事で、いちばん印象に残っているのはどんなお料理ですか? 餃子とドライカレーです。我が家は姉と妹と両親と僕の五人家族で、当時僕が空手をやっていたこともあって、食事の量がものすごく多かったんですよ。だから餃子も、一個一個包むのではなく、フライパンに皮を敷き詰めて、その上に具材を載せ、さらに上から皮を並べて焼くという、オリジナル餃子を母がよく作ってくれていました。 大きいフライパン2個分作ってくれたうちのひとつを、僕がひとりで食べ尽くしたりしていましたね。 それから、ドライカレー。我が家のドライカレーにはニンニクの芽が入っていて、それがすごく美味しいんです。時々母が僕の部屋に掃除や洗濯に来てくれるんですけど、そのときにさりげなくタッパーに詰めたドライカレーを置いていってくれたりして、それを食べては「ああ、我が家の味だな」と嬉しく思っています。