<プロ野球>出身地&投打あれこれ
ドラフト指名という狭き門をくぐった者のみが入団を許される、日本野球界の頂点・日本プロ野球。今回は、その世界に入団できたプロ野球選手たちのバックボーンにある出身地(都道府県・国ともに含む)や投打(例:右投げ左打ちなど)に注目してみたいと思う。 まずは、出身地について。これは野球選手に限らず、サッカー選手や芸能人などでも気になるところ。過去に自分と同じ出身地の選手や芸能人を見つけては妙な親近感を覚えた経験がおありの方も多いはず。
■大阪、福岡、神奈川… それでは、表1をご覧いただきたい。こちらは、2014年現在、プロ野球界に所属する選手の出身地を場所別にまとめたもの。上位は大阪、福岡、神奈川など高校野球でも強豪校を多く抱える土地が上位にランクインしている。それと同時に、赤字にも注目していただきたい。これらは、プロ野球の球団を抱える都道府県となっている。やはり、地元に憧れの対象となる球団が存在するということは、小さい子供たちにとっても大事なことであると同時に、それに伴う小・中・高校などの育成環境との連係にも大きな影響を与えていることがうかがえる。
■鳥取県が唯一の現役選手1人 現在現役でプレーしているプロ野球選手は、見事に47都道府県すべてから輩出されている。が、それをかろうじて守ったのが鳥取県で、現役プロ野球選手は1人だけとなっている。かつては、川口和久や角盈男といった名投手を生んだ土地にあって、唯一のプロ野球選手として頑張っているのが広島のルーキー・九里亜蓮。開幕こそ1軍だったものの、勝ち星に恵まれず現在は2軍で調整中だ。地元の星として、ぜひとも奮起を期待したいところ。 ■変化する獲得外人選手 次に、出身者数上位10地域の選手をポジション別に示した表2をご覧いただきたい。ここでは、唯一ランクインしてきた米国や、その他の海外国に着目したい。この表からも分かるように投手の人数が野手に比べて圧倒的に多くなっている。以前は主砲に外国人選手を必ず獲得するイメージがあったが、今の主流は柱になれる先発投手やクローザーに外国人投手を配置すること。この数字を見ても分かるように、各球団とも外国人投手の獲得に、より力を入れてきている証拠となっている。