<プロ野球>出身地&投打あれこれ
■自国選手の奮起に期待 それを招いている要因としては、日本人投手のメジャー挑戦が挙げられるのではないだろうか。近年では、田中将大やダルビッシュ有らを筆頭に日本で結果を出した投手の海外挑戦が頻繁に行われている。球団はそれに伴う代わりの選手として、自国の選手に頼るのではなく海外投手に依存。支配下選手数というしばりの中での優先順位も「外国籍野手」<「外国籍投手」に推移している結果と言える。 ■唯一の右投げ左打ちは? 次に選手の投打について。表3にまとめたのが現役選手の投打一覧となっている。時代の流れなのか、両打ちが増えてきているのがうかがえる。両打ちで有名なのは松井稼頭央だが、1990年以降の生まれの選手では8人も存在するなど、これからも増えていく傾向にありそうだ。また、珍しい投打と言える左投げ右打ちが3人も存在する。その内訳は、投手2人に野手1人。中でも、現在プロ野球に所属する野手で唯一の左投げ右打ちなのが、オリックス竹原直隆。一塁に走るのに左打席より距離がある右打席。それゆえ、左投げであれば本来左打席に入るのがセオリーなところを、持ち前の長打力と俊足を武器に右打席でプロに上り詰めた外野手だ。現在1軍では思うような成績を残せていないものの、2軍ではイ・ウ両リーグで本塁打王になるなど、その素質は抜群。早くその実力が開花してほしい。 (株)日刊編集センター