「その後、彼が急に私のホテルに来て…」交際半年でプロポーズした日本人女性が明かす、衝撃だったエジプト人との国際結婚
遠距離恋愛から半年後、「私からプロポーズしました」
――これまでのエジプト人男性とは違う反応だったと。 HANA 帰国してからメッセンジャーでやりとりをするようになって、ベリーダンスで使う曲の翻訳を彼に頼んでみたんです。普通、アラビア語の翻訳をエジプトの人にお願いしたら絶対お金がかかるし、前払いしないと翻訳しないんですけど、彼はお願いした1時間後に翻訳を送ってくれた上に、「これは僕の本業じゃないから」と、お金も受け取らなくて。 それまでいろんな人に翻訳をお願いしたことがあったけど、皆けっこうめちゃくちゃだったんですね。 ――モスタファさんの翻訳は全然違った? HANA それまでは、「水を売ることがなんでかわいいにつながるの?」みたいな、全く意味の分からない翻訳ばっかりでしたけど、彼の翻訳ではじめて、アラビア語って美しいな、と思ったんです。意味がきちんと理解できて共感できたから、そこから私の踊りもぐわーっと変わりました。 それもきっかけになって、遠距離恋愛がはじまったんです。 ――結婚を意識したのはどのタイミングで? HANA 付き合って半年くらいのタイミングで私からプロポーズしました。 ――結婚願望があったのでしょうか? HANA 全然。プロポーズしたのも軽い気持ちで、深い意味もなかったです。
彼はすべてを捨てて日本へ来ちゃった
――今はモスタファさんが来日して一緒に生活されているそうですが、生活の拠点を日本にしたのはなぜ? HANA 交際中も、自分が修行や仕事でエジプトに行くときだけ会うような感じだったので、私は結婚後も遠距離のまま、たまに会うくらいでよかったんですね。でも、彼はとてつもなく誠実な人なので、「結婚するなら一緒に住んで私をずっと守りたい」と、すべてを捨てて日本に来ちゃったんです。 ――モスタファさんは結婚を機にはじめて日本に? HANA そうです。だから、本当に日本に住めるかどうかテスト期間として、3ヶ月間ツーリストビザで来ました。 ――モスタファさんの日本に対する反応はどんなものでしたか。 HANA 「こんな素晴らしい国はない」と言ってましたね。電車待ちで並ぶ人たちを見て、「なんてオーガナイズされてるんだ!」って。電車が時刻表通りに来ることとか、ゴミが落ちてないとか、日本人なら何とも思わないようなことに「すごいすごい」って感動してました。 ――感触としてはいいものだったと。 HANA 日本に来てから良いことしかなかったみたいですね。一人暮らしを長年謳歌してきた私としては、生活のペースが乱されて嫌でしたけど(笑)。 あと、夫は日本のインテリアも好きみたいですね。