大阪府・吉村知事が定例会見6月17日(全文5完)中高生の部活自粛は終了へ
そうすると今の段階では申請できないのか
だから接待を伴う飲食店でも、やろうと思えばできるかもしれないですけども、距離を取ってください。距離が離れてるのが、接待を伴う飲食店って距離が近いから、近いところもやっぱり非常に重要な要素なはずなのに、ものすごい距離取ってくださいっていうのがどこまで現実的なのかなと。言うのは簡単ですけどそれが実行できなかったら、やっぱり第三者認定としてのゴールドステッカーとしてはどこまでできるんだろうかっていうところをちょっと今、検討中ということです。だからまずは飲食店を中心にやっていくということになろうかと思います。 毎日放送:きのうからゴールドステッカーの受付が始まっているかと思うんですが、この辺り、カラオケ設備があるお店などは、そしたら申請は今の段階ではできないっていうことになるんですかね。 吉村:今の段階ではできないということになります。 毎日放送:申請できないと、そういうお店に対してはちょっと不平等感というのが生じるのかなと思いますが、その辺りについてはどのように感じられておりますか。 吉村:なのでお酒を提供するという意味ではやっぱり不平等感が生じてしまう。お酒を提供するかどうかが今論点になっているので、お酒を提供しない形でソフトドリンクでお願いしますというようなことになるわけですね。その不平等感がカラオケ店舗からしたら不平等じゃないかっていう意見はありますけども、でも感染対策っていう点からすると、ちょっとそこはやっぱりきちんと対応を取れる、条件設定ができるまで簡単にはなかなか認証することはできません、これは感染対策というのがやっぱり大きな目的ですっていうのも。取れないというわけではないと思うんですよ。第三者認証という形までできるかどうかについてはちょっと検討させてくださいということを言わざるを得ないと思っています。
どれぐらいで調整できるものなのか
毎日放送:今、検討されているということですが、だいたいの検討のめどを、どれぐらいで調整というのはできるものなんでしょうか。 吉村:いや、それは時間のめどは立ってないですね。そもそもカラオケ店に本当に出せるかどうかというところも含めての検討になるだろうと思います。そうすると、カラオケ店にゴールド認証が発行できないという形になったとするならば、これは。ただ、そうは言っても例えば感染が本当にずっと下がって、まん延防止期間中でこういうお願いをしているわけなので、まん延防止でもなくなるような普通の状態になったとするならば普通に営業するということになると思います。感染対策を取らなければいけない時間、期間というのがこのまん延防止措置なので、そこはやっぱり一定の営業の自由ということについても一定、制約の協力をお願いしますというのが感染症対策なわけですから、そこは完全平等という形にはなかなかどうしても、さっき申し上げたこのウイルスの特徴を考えたときに、ゴールド認証というところが難しいということです。 だからもうこれも皆さんからの意見も、例えばカラオケ店1つ取ってもこれだから、たぶんこの第三者認証制度を活用するといったらもう皆さんから不平等じゃないかという批判がぶわっと、オンパレードがわあわあ僕のところに来ることになると思います。それを僕が受けるかどうかですよね。受けずにもう判断するっていうのも1つのやり方だと思いますよ。営業時間短縮、これはもう継続でお願いします。あるいは一定の要件を満たした店舗っていうのはどんなんになるかは分からないけども、ある程度ざるのような状況になってもじゃあこれでお願いしますと。でもそれって正しいのかなっていうふうに思いますし。 ゴールドステッカーを本当に活用するんであればいろんな不平等・不公平感というのは出てくると思います。皆さんからまた批判の嵐に遭わなければならないだろうなというのも想像は付きますけど、批判を受けるのも仕事の1つなので。だから向かうべき方向性はそっちじゃないかなと思っているんです。感染症に強い飲食の場づくり、感染症に強い社会というのをつくりながらワクチンをできるだけ早く広げていく。そうすることによって営業もできるようにする。そこに生活もあるわけですから、できるだけ大きな波を次、起こさないようにするということだけを考えれば、皆さんから散々批判はされると思いますけども、そっちが進むべき道ではないかなと。ざるで批判されないけど、これは国がつくった制度やからこれでいきましょうというのは簡単なんですけど、それはそれでちょっと違うんじゃないかな。