ドイツの保健相、台湾のWHO参加支持 「全ての専門知識活用し課題に対処」
(ベルリン中央社)ドイツのラウターバッハ保健相は27日、スイス・ジュネーブで開催されている世界保健機関(WHO)総会で、台湾の参加を支持する立場を表明した。またWHOは団結し、台湾を含む全ての人の専門知識を活用して目前の課題に対処すべきだと語った。 ラウターバッハ保健相は演説の中で、官僚主義による負担を減らし、より柔軟で効率的であるべきだと述べた。 ラウターバッハ保健相は公衆衛生と感染症の専門家で、2021年から現職。多くの医療改革を推進してきた。また23年5月に連邦議会を通過したWHO改革案では、台湾の保健当局と保健機関の代表をWHOの関連機関と活動にオブザーバーとして参加できるようにすべきだとの内容が盛り込まれた。 (林尚縈/編集:齊藤啓介)