侍ジャパン・森下、通算7打点!23日も打って決勝導く 2試合ぶり安打!一回タイムリー
ラグザス「第3回WBSCプレミア12」2次リーグ(22日、日本9-6ベネズエラ、東京D)全国の野球少年が目指す日本代表の一員として、勝負強い打撃を見せつけた。森下(阪神)が一回に2試合ぶりの安打となる中前適時打。3試合ぶりの打点をマークし、4番の仕事を果たした。 「全然良い形で打てていなかったので、1打席目でヒットが出たので良かった」 小園(広島)と辰己(楽天)の連続二塁打で先制した直後の第1打席だ。外角の直球を中前にはじき返し、点差を広げた。これで今大会通算7打点。新井貴浩が2008年北京五輪で記録した阪神勢の主要国際大会の1大会最多に並んだ。 前日21日の米国戦では4打数無安打。チームは勝利したものの、「もうちょっと映像見ながら、修正をかけようかなと思います」と球場を引き揚げた。そんな森下はこの日、力強いエールをもらっていた。 試合前練習の際、始球式を行った諸岡生眞くん(小学6年)、侑眞くん(同3年)とベンチで談笑。柔らかな表情で、プロ野球選手を目指すという2人に「頑張って。俺も頑張るわ」と言葉をかけた。写真撮影にも応じ、別れ際には「きょう試合は見ていくの?」と問いかけ、うなずく姿を見ると「よし、じゃあ打つわ!」と約束。子供たちに夢を与える使命があることも自覚している。見事にその誓いを守ってみせた。 「最後までしっかり(4番の)役割を全うしたい。明日(23日)もしっかり勝って、決勝に駒を進めて世界一になりたい」 ここまでチーム唯一全7試合で先発出場し、すべて4番に座り続けてきた。その自負もある。23日の台湾戦でも勝利に貢献する一打を放ち、決勝進出を決める。(中屋友那)