万博海外館「タイプA」、全47カ国が着工 最後は地中海の島国マルタ
2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は9日、海外の出展国が独自で設計、建設する「タイプA」パビリオンの工事を巡り、唯一未着工だった地中海の島国マルタが着工したと明らかにした。これでタイプAを計画する全47カ国が着工した。 ただ多くの国は協会が目安として求める工事スケジュールから遅れており、協会の石毛博行事務総長は5日の記者会見で、来年4月13日の開幕までに一部の海外パビリオンは内装や展示の工事が完了しない可能性があるとの認識を示した。 協会はこれまで、10月中旬までに重機を使った外装などの工事を終え、来年1月に内装工事を完了、同2月末までに展示を含めた全ての工事を終えるといったスケジュールを示してきた。