変化の時代に~炊飯器携え全米を遠征した岡島秀樹氏が語るコンディショニングの極意。桑田真澄さんに学んだこと、平成の怪物の意外な集中法は
目まぐるしく動く変化の時代。ビジネス、スポーツの現場では変化に対応することの重要度が日々高まっている。 「変化の時代に個人や企業に求められることは何なのか」 メジャーリーグという慣れない環境に適応し、高いパフォーマンスを発揮した野球評論家の岡島秀樹氏と、幅広いビジネスの分野で進化を続けるトランスコスモス(東京都豊島区)の本社や福岡市の「BPOセンター福岡呉服町」で活躍するメンバーに座談会形式で語ってもらった。(聞き手は西スポWEB OTTO!編集長・池田郷)
OTTO!編集長 これまで変化への対応をテーマに話をしてきました。今回は、刻々と変わるさまざまな環境の中で高いパフォーマンスを維持するために必要な「コンディショニング」について伺います。岡島さんは数々の環境の変化を体験してきたと思いますが、その中で良いコンディションを維持するために工夫されていたことはありますか? 岡島さん 食べ物ですね。僕は現役時代、牛肉をあまり口にしませんでした。脂っこい食事も好みませんでした。ファストフードも。胃腸への負担があまりないようにしていたのです。他には、アメリカに渡った最初の年、なるべく自分で食事の管理ができるように、家族が渡米するまで自炊していました。炊飯器を携えて遠征し、しばらくは高級ホテルの部屋で、さみしく独り食事をした時期もありましたよ。 OTTO!編集長 スポーツ選手にとって結果を出すためには、食事の管理もとても大事。徹底されていたんですね。ビジネスの現場でも、社員個々人のコンディショニングは重要です。トランスコスモス社ではパフォーマンスを発揮するために、取り組んでいることはありますか? 川中悟史さん(インフラサービス部部長) コミュニケーションの充実です。仕事中はもちろんですが、プライベートでも良い意味で「それぞれがつながろう」という取り組みがさかんです。いろんなクラブ活動を通して社員同士の交流を深めていますし、家族ぐるみでバーベキューを楽しんだりすることもありますね。そのことがパフォーマンスにつながっている部分もあります。 岡島さん どんなクラブがあるんですか?