変化の時代に~炊飯器携え全米を遠征した岡島秀樹氏が語るコンディショニングの極意。桑田真澄さんに学んだこと、平成の怪物の意外な集中法は
亘裕司さん(ビルディングサービス部) 私は体育館でバスケットボールやバレーボールを楽しむ「室内サークル」に入っています。勤務する福岡は、首都圏などに比べると体育館が近くにあって借りやすく、サークル活動がしやすいんです。室内サークルは発足して数か月でメンバーが40人規模に増えました。 岡島さん そんなに!すごいですね。 亘さん 職場は、仕事以外に自分のやりたいことができる環境を整えてくれているのでありがたいですね。実は一番好きなのは野球なんですよ。いつか野球チームもつくりたいと思っています。 岡島さん チームができたら僕が教えに行きますよ、笑。生活に息抜きは大事ですね。 OTTO!編集長 トランスコスモス社では、趣味を大事にする社員さんは多いのですか。 田中愛子さん(ビルディングサービス部) そうですね。社員同士がお互いの趣味などを理解していて「きょうは推しのコンサートがあるから、早く帰らないとね!」といったやり取りなどをよく目にします。 OTTO!編集長 それは働きやすい職場ですね。
川中さん 当社は 経済産業省が推進している健康経営優良法人2024に認定されています 。会社としても社員の残業管理や休日管理はしっかり行われていて 、それが浸透しているので、趣味に使う時間もあるし、資格を取る時間に充てる人もいます。 OTTO!編集長 なるほど。自己研鑽に充てることも可能なんですね。岡島さんは何か趣味はありますか?何をしている時が息抜きになっているのでしょう。 岡島さん オフはゴルフをしていますね。うまい下手じゃなくて、一緒に回っている人と会話も盛り上がりますし。 僕は遊ぶときはしっかり遊ぶ!というのを心がけています。そこは、巨人時代にお世話になった桑田真澄さんに教えてもらいました。仕事をしっかりやるのは当たり前。そして、遊ぶときは遊ぶ。例えば現役時代、桑田さんはワインがお好きで遅くまで飲むこともあったのですが、翌朝は早く起きてトレーニングをされていた。そういうメリハリは僕のお手本でした。 OTTO!編集長 メリハリは、2人が長く活躍された理由の一つかもしれませんね。メジャーではブルペンやロッカーではどう過ごしてましたか。 岡島さん クラブミュージックを聴いてましたね。ロッカーや車の中でガンガン鳴らしてました。 OTTO!編集長 レッドソックス時代は、松坂大輔さんと同僚でしたね。 岡島さん 先発登板前の松坂君はクラブハウスで静かに集中するタイプ。チームメートも気を使って先発投手のタイプに合わせる。「この人が先発の時は、静かにしなきゃ」「彼はカントリーミュージックが好きだから、曲を流そう」とか、先発投手に合わせるんです。松坂君は静かに集中しているので、みなリスペクトして、それに合わせましたが、彼がブルペンに移動したら、静かだったクラブハウスに突然音楽が流れ始めたこともありました。 OTTO!編集長 では、最後の質問です。選手生活が長かった岡島さんにとって、家族の存在がパフォーマンスに与えた影響はいかがでしたか。 岡島さん 僕は子どもが多いのですが、現役時代は遠征で留守にすることも多かったんです。そういうところを妻はしっかりケアしてくれました。食事の面でもそうです。家族には感謝しかありません。
西日本新聞社