インドネシアで反政権デモ 統一地方選、法改正に反対
【ジャカルタ共同】インドネシア各地で22日、11月の統一地方選を巡り、ジョコ大統領が有利になる選挙法改正に反対する大規模デモが発生した。ジャカルタの国会前では学生らが「ジョコ氏は退陣せよ」などと書かれたプラカードを掲げた。 国会はこの日、改正案の採択を予定していたが、出席議員数が足りないとして延期した。デモ隊は、国会前で封鎖されたバリケードを突破。ジャワ島中部ジョクジャカルタなどでも抗議デモが起きた。 選挙法が改正されれば、小規模政党などの候補者擁立の道が閉ざされる。また、最低年齢を30歳とする出馬資格の要件が緩和され、ジョコ氏の次男カエサン氏(29)の擁立が可能となる。