PURE-Jの選手たち

　24日、PURE-J道場・亀アリーナにて、入門時からマスクを着用している異色の練習生『ジェンヌ』のプロテストが実施された。コマンドボリショイ代表がマンツーマンで指導するボリショイCLASS出身で170cmの長身と長年のダンスの経験を持つジェンヌは、PURE-Jが新人レスラーを募集する際に年齢制限を撤廃したことで入門を決意。3月のオーディション合格以降も地道に練習を重ね、この日は基礎的な動きの確認はもとより、現役レスラーを相手に技の攻防など実戦に近い動きも披露。審査を務めた選手たちから満場一致で合格が認められると、ボリショイ代表は「どうせ叶えるなら小さな夢より大きな夢を叶えてください。私も自分の夢と同じぐらい応援しています」とエール。今後は道場に通う日を増やしながら8・11後楽園ホール大会でのデビューを目指すことになった。

プロテストに挑むジェンヌ

　プロテストを終えたジェンヌは「PURE-Jは王道の団体なので自分には無理だと思っていたのですが、“時代が変わった”とおっしゃって頂いて。選手の皆さんに寛容な気持ちで練習に参加させて頂いて、子供の頃の夢だったものがこの歳になって“叶えることができるんじゃないか？”と。真摯に教えて頂けることにホントに感謝しかなくて、一言一言すべてを信じて。1歩進んで2歩下がるこの1年だったんですけど、長い目で見守って頂いて受け入れて頂いて。1度しかない人生なので今はホントにプロレス以外は頭にないというか。まずは選手になるという夢が叶ってから自分の人生の基盤を、プロレスを軸にできるような基盤を築いていきたいと思います」と意気込みを語った。