写真：Impress Watch

Metaは、米国の民間非営利団体「全米行方不明・被搾取児童センター National Center for Missing & Exploited Children(NCMEC)」と協働し、18歳未満の時に撮影された性的な画像や動画の拡散を防ぐためのプラットフォーム「Take It Down(テイクイットダウン)」の日本語版を開始した。 【この記事に関する別の画像を見る】 Take It Downは未成年者を含む若い世代が、自分自身の性的な画像や動画のコントロールを取り戻す手助けをするプラットフォーム。5月末から日本語でも利用可能になった。年齢を問わず誰でも利用可能。 Webページ上で手順に沿って申請すると、加盟するオンラインプラットフォーム上で該当する画像や動画が検出される。ユーザーのデバイスから拡散を防ぎたい画像や動画を選択すると、ハッシュ値と呼ばれる固有の数値コードが割り当てられ、ハッシュ値をNCMECに提出することで、加盟企業は該当する画像のコピーを検出してプラットフォーム上から取り下げ、その後また同じコンテンツが投稿されることも防ぐ。 Take It Downを通じてNCMECに提出できるのは、性的な画像や動画そのものではなく、ハッシュ値のみ。画像や動画として閲覧できない数値コードの形にハッシュ化することで、安全なデジタル指紋を生成できる。 Take It Downは、Metaの経済的なサポートを得て開発、'23年2月に英語版とスペイン語版を開始。今年2月には、29の言語に対応を拡大した。