【特集】原爆を「落とした」祖父と「落とされた」祖父 被爆80年へ孫たちが訴える平和
原爆を落とした側と落とされた側。お互いの祖父の体験に向き合ってきた2人は今、強い絆で結ばれています。 ■アリ・ビーザーさん 「僕が広島と長崎に何度も戻ってくる理由は、僕を友達として受け入れてくれた人々に感銘を受けたからです。僕を受け入れてくれた小鈴さんの優しさ以外に、僕たちが友達になる理由なんてないから。」
アリさんは、日本に来るたびに原田さんにメッセージを残しています。 ■アリさんのメッセージ(日本語訳) 「僕たちは協力し合い、世界に友情を分かち合う。キノコ雲の上と下から友情を育むことができれば、誰もが友達になれるのです。」
■原田小鈴さん 「私たちが求めているのはただの和解ではなくて、和解を越えた次の世代に何ができるかとか、次のステップとして、何ができるかっていうのを証明したい。」
■アリ・ビーザーさん 「被爆者なき時代が訪れつつあります。だから僕たちが語り、よく学ばないといけない。被爆100年になった時、核兵器の恐ろしさを世界に伝られるのは、小鈴さんと僕だから。」 アリさんは2025年も日本を訪れ、原田さんとともに世界に平和を訴えようとしています。被爆80年に、キノコ雲の上と下から伝えるメッセージです。 【2024年11月6日放送】