藤川新監督の“構想外に…阪神、戦力外通告を受けた選手(6)ファーム打率3割超えでも
熾烈な争いが繰り広げられるプロ野球の世界では、十分な結果を残すことができなければ、必然的に厳しい立場となる。そんな中、2024年もレギュラーシーズンが終了。来季の契約にも注目が集まる時期となった。そこで今回は、今オフに戦力外通告を受けた阪神タイガースの選手を紹介する。
片山雄哉
・投打:右投左打 ・身長/体重:177cm/84kg ・生年月日:1994年6月18日 ・経歴:刈谷工 - 至学館短大 - BC・福井 ・ドラフト:2018年育成選手ドラフト1位 今季で30歳を迎えた片山雄哉。来季の構想からは外れる形となった。 2018年育成選手ドラフト1位で阪神タイガースに入団した片山。ルーキーイヤーの4月から4番に座るなどアピールし、同年7月には支配下契約を奪取。順調なスタートを切った。 しかし、以降はファームでの打率が上がらず、2割前半で終わるシーズンが続くことに。2022年には一軍出場を果たしたが、わずか2試合の出場に終わった。 それでも、昨季からは打撃成績が向上。同年は一軍出場こそなかったが、ファームでは79試合の出場で打率.288、15打点の成績を収めた。 今季は打撃でさらなるアピールを見せ、ファームで90試合出場、打率.310、2本塁打、21打点をマーク。得点圏打率.327を記録するなど勝負強さも発揮した。 だが、一軍捕手は梅野隆太郎と坂本誠志郎が双璧をなし、今季も片山の一軍出場は叶わず。10月1日には戦力外通告を受け、球団から去ることとなった。
ベースボールチャンネル編集部