離れて暮らす親を見守りたい! プライバシーに配慮した「スマートホーム機器」導入のススメ
進学や就職、転勤などで親元を離れてしばらく経つと、実家で暮らす親の様子が気になるという人も多いのではないでしょうか。どちらかの親を亡くして一人暮らしになると、さらに心配も増します。スマートホーム連載第3回では、「離れて暮らす親の様子を見守りたいけど、どうすればいいかわからない」というお悩みをスマート家電で解決する方法を紹介しましょう。
インターネット環境がない場合は「ホームルーター」などを導入
遠隔地から見守りをするためには、「インターネット環境」もしくは「ケータイ通信機能を内蔵する見守り端末」が必要です。どちらも月額料金がかかりますが、おすすめはインターネット環境の導入です。ホームルーターなどを利用してインターネット環境を構築すれば、さまざまな機器から利用できるためです。親の健康状態が変わった場合、機器を増やして見守りレベルをアップすることもできます。 おすすめの方法は、SIMフリーのホームルーターと格安SIMとの組み合わせです。 例えば4キャリアに対応するピクセラの4G LTEホームルーター「PIX-RT100」(実売価格1万5800円/税込・以下同)なら、NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの主要4キャリアに対応します。IIJmioやmineoなどの格安SIMにも対応しているので、キャリアが提供するホームルーターなどに比べて導入や運用のコストを抑えられます。例えば平日の昼12時台だけ通信速度が制限されるmineoの「マイそく(スタンダード)」プランを利用した場合、月額990円(通信速度最大1.5Mbps、データ容量無制限)で利用できます。 もし余っているAndroidスマホがあれば、テザリングを常時オンにすることでインターネット環境として使えます。こちらも同様に格安SIMを利用すればホームルーターを導入する初期費用が不要になるため、さらに高コスパで導入が可能になります。iPhoneの場合、テザリング機能を常時オンにできないため、こうした使い方はできません。