「顔がスネ夫」高嶋ちさ子の整形騒動も一蹴 『ザワつく』が6年連続大晦日放送へ 民放「最強番組」のワケ
■「絶妙なバランス」の番組
『紅白』に全く興味がない視聴層は以前から一定数いたが、最近ではSNSや動画配信サービスの普及により、そもそもテレビを見ない人も増えている。そんななか、なぜ『ザワつく!』は強いのか――芸能評論家の三杉武氏はこう話す。 「まず、一茂さん、良純さん、高嶋さんの3人が非常にキャラ立ちしていて、何を言うのか分からない危うさ、面白さがありますよね。3人とも特殊な家庭で育ったタレントですから、価値観が一般人とも違うため、トークの面白さに拍車をかけています」(三杉氏、以下同) 一茂はミスタージャイアンツこと長嶋茂雄氏(88)の長男。良純は元東京都知事の石原慎太郎氏(享年89)の次男であり、叔父は名俳優の石原裕次郎さん(享年52)。高嶋は、伯父が高島忠夫さん(享年88)、従兄弟が高嶋政宏(59)、高嶋政伸(57)という俳優一家を親せきに持ち、父親はビートルズを日本に紹介した音楽ディレクター・高嶋弘之氏(90)。3人とも特別な育ちであるのは間違いないだろう。 「3人の若い頃や家柄を知らない世代からすれば、どこかレア感というか……梅沢富美男さん(73)が近いですが、一茂さんと良純さんは、すぐ文句言ったり怒ったりと今どき珍しい“昭和の親父”で、それが若い人にとっては新鮮だし、どこか可愛げもありますよね。 逆に年配層にとっては、3人とも昭和を代表する有名人の家系ですから、彼らを通じて懐かしさ、愛着のようなものもあるのかと。住む世界は違うけど、それでいて親近感もある、絶妙なバランスなんですよね」 『ザワつく!』はそんな3人が複数のテーマについて語り合う姿を楽しむ番組だが、この構成も人気の理由だという。 「各話題が区切られているから途中から見ても楽しめるし、昭和によく見た、“近所名物の井戸端会議”みたいな楽しさがありますよね。 また、クセが強い3人ですが、進行のサバンナの高橋さんが一歩引いた、太鼓持ちのような立ち回りで上手く番組を進行させていますよね。我が強いMCではないところも、番組が面白い理由でしょね。 現在のテレビ界はコア視聴率を意識していますが、そのうえで大晦日にあの3人を起用するということは、意外と若い世代にも『ザワつく!』が受け入れられているのかもしれませんね……」 小サイトはテレビ朝日に、今年の大晦日に『ザワつく!』が放送されることについて問い合わせたところ、「現段階では回答はできません」ということだった。 日テレでは『ゴチ』が放送されることになったが、『ザワつく』は今年も視聴率民放1位の座を守れるだろうか――。
ピンズバNEWS編集部