いま注目のオールシーズンタイヤの実力は? コンチネンタルタイヤ「AllSeasonContact 2」前編
近年、着実にユーザーが増えているオールシーズンタイヤの中から、今年2月に日本での販売がスタートしたコンチネンタルタイヤの「AllSeasonContact 2」の実力を、さまざまな路面で試してみた。まずは、サマータイヤとしてのシーンでのインプレッション。
いよいよ冬本番を迎えた日本列島。北海道や東北、北陸といった降雪地域のドライバーは、事前にサマータイヤからスタッドレスタイヤに履きかえて雪への準備は万端のはずだ。一方、私が住む東京などの場合は、年に数回しか雪が降らず、そのためにわざわざ高価なスタッドレスタイヤを購入するのを躊躇う人は少なくない。シーズン前後にタイヤを履きかえるにもかかわらず、1度も雪が降らなかったなんてこともあるし、使わないタイヤを移動したり、保管するのも手間がかかる。かといって、突然に雪で外出ができなくなったり、あるいは出先から帰れなくなるのは困る。
年に数回の雪にはオールシーズンタイヤという選択肢がある!
そんな悩める非降雪地域のドライバーが近年注目しているのが、オールシーズンタイヤだ。その名前のとおり、オールシーズンタイヤは四季を通じて安全かつ快適なドライブを提供するタイヤのこと。サマータイヤと同等の走行性能を備えながら、雪道も安心して走破できるのが特徴である。しかも1年中、同じタイヤが使えるので、冬の前後でわざわざ履き替える必要がなく、交換の手間や外したタイヤの保管場所を心配せずにすむというのも、とても魅力的なのだ。
高評価の「AllSeasonContact」が第2世代へ
さまざまなタイヤメーカーが日本市場でオールシーズンタイヤを販売するなか、コンチネンタルタイヤでも2021年9月に「AllSeasonContact」を投入している。この「AllSeasonContact」は、我々Auto Bildをはじめとするドイツの自動車メディアが行う比較テストで1位に最も選ばれるほど高い評価を得ており、なかでも雪上性能の高さには定評があった。
その優れた雪上性能はそのままに、ドライ路面でのハンドリング性能や、ウェット/ドライ両路面における制動性能を向上させるとともに、低転がり抵抗性能やロングライフ性能を改良したのが、第2世代へと進化した「AllSeasonContact 2」である。
性能向上の鍵を握るのが「アダプティブ・パターン」と「スマート・エナジー・カーカス」、「チリ・ブレンド・コンパウンド」といったテクノロジーだ。
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