ドジャース 元カブスのボティとマイナー契約 ロースター入りなら三塁と二塁の控えに
ドジャースがユーティリティの内野手デービッド・ボティ(31)とマイナー契約を結んだ。春のメジャーキャンプに招待される。 ボティは、カブスが25年の球団オプション、年俸700万ドルを100万ドルでバイアウトしたため、FAとなった。 カブスは18年にメジャーデビューしたボートと、19年、5年総額1500万ドルの長期契約を結んだ。18年は210打席で打率.239、出塁率.319、長打率.408を記録し、5つの異なるポジションでプレーするなどユーティリティ選手として活躍したからだ。19年も356打席で打率.257、出塁率.362、長打率.422、11本塁打を記録した。 しかし以後は成績は下降。22年シーズン終了後に40人枠から外された。23年はメジャー昇格はなく、24年に再びロースター入りし、37試合に出場、48打席で打率.304、出塁率.333、長打率.391だった。主に二塁手と三塁手としてプレー、一塁手、遊撃手、両コーナーの外野でも少し出場しており、ドジャースが求める多才さを備えている。右打ちだが、右投手と左投手に対する打撃成績に大きな差はない。 ドジャースはすでに多くの内野手を抱えており、特に25年シーズンはムーキー・ベッツがチームの正遊撃手として起用される予定。ボティがロースター入りした場合、マックス・マンシーやギャビン・ラックスの控えとして三塁と二塁で守り、遊撃手ではベッツの控えとなるミゲル・ロハスのバックアップにもなる。 ロースターに残れなかった場合、ボティは契約をオプトアウトもできるが、ドジャースのファームでプレーし続ける可能性もある。ドジャースはMLB経験のあるマイナーの選手層が厚くないため、その点で重要な存在になる可能性がある。