大坂なおみがタウソンから第1セットを先取もフィジカルに問題が発生したため決勝を途中棄権 [ASBクラシック/テニス]
大坂なおみがタウソンから第1セットを先取もフィジカルに問題が発生したため決勝を途中棄権 [ASBクラシック/テニス]
2025年WTAツアー開幕戦のひとつとなる「ASBクラシック」(WTA250/ニュージーランド・オークランド/12月30日~1月5日/賞金総額27万5094ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第7シードの大坂なおみ(フリー)が第1セット終了後に棄権したためクララ・タウソン(デンマーク)の優勝が決まった。 ~ASBクラシック決勝で第1セットを先取したあと棄権した元世界ナンバーワンの大坂なおみ選手~ 立ち上がりに5-1とリードした大坂は第5シードのタウソンにひとつブレークを返されたあと2度目のサービング・フォー・ザ・セットをキープして第1セットを6-4で先取したが、チェンジエンドでメディカルタイムアウトを取った大坂が試合続行を断念したため46分で決勝が終了した。 両者は今回が初顔合わせ。22歳のタウソンがWTAツアーでタイトルを獲得したのは、2021年9月のルクセンブルク(WTA250/室内ハードコート)以来でキャリア3度目(準優勝1回)となる。 同大会に8年ぶりの出場となった27歳の大坂は、シード選手としてダイレクトインで本戦入り。初めてプレーした2017年は不戦勝を含む2試合を勝ち上がり、アナ・コニュ(クロアチア)に対する準々決勝を第1セット途中でリタイアしていた。 今大会での大坂は1回戦で予選勝者のリナ・グルシュコ(イスラエル)を6-4 6-4で、2回戦でユリア・グラベール(オーストリア)を7-5 6-3で、準々決勝でヘイリー・バティスト(アメリカ)を6-7(2) 6-1 6-2で、準決勝ではアリシア・パークス(アメリカ)を6-4 6-2で破って2022年4月のマイアミ(WTA1000/ハードコート)以来となる決勝進出を決めていた。 昨年1月に第一子となる娘の出産を経て復帰した元世界ナンバーワンの大坂は2024年シーズンにビリージーンキングカップとオリンピックを含む19大会でプレーし、22勝18敗(予選を含む)の戦績を残した。
テニスマガジン編集部