中国AYANEOが液晶付きミニPCやポータブルゲーミングデバイスの新製品を一挙発表
レトロMacに着想を得た「AYANEO Retro Mini PC AM01」の第2世代も登場
先に紹介したPocket DMGは、レトロデザインを現代解釈するという「AYANEO Remake」プロジェクトから生まれた製品だ。今回、本プロジェクトから2つの製品が天空を通して販売されることになった。 その1つが、クラシックMacをモチーフにしたミニPC「AYANEO Retro Mini PC AM01S」だ。日本では先代の「AYANEO Retro Mini PC AM01」がリンクスインターナショナルを通して販売されたが、その後継モデルということになる。 先代からAPU(GPU統合型CPU)がパワーアップされ、TDP(熱設計電力)が65WのRyzen 8040HSシリーズが搭載されている他、本体にWindowsからセカンドディスプレイとして認識される4型の「ミニディスプレイ」も備えている。ポート類も大幅に強化され、ミニPCとしての実用性が高まっていることが特徴だ。 日本で販売されるモデルの仕様は、発売が近づいたタイミングで追って発表される予定だ。
SFの世界観を取り入れた外付けGPUボックス「AG01 Starship」も
AYANEO Remakeプロジェクトからは、映画「Moon」から着想を得たという宇宙船をモチーフとしたデザインの外付けGPUボックス「AG01 Starship Graphics Dock」も発売される。SF映画愛好家でもあるチャンCEOは「宇宙船は冒険の始まりであり、エネルギーの塊である」と語る。製品名の“Starship”にも、そんなSFロマンが込められている。こちらは2024年内から2025年初頭にかけての発売を予定している。 搭載されているGPUはAMDの「Radeon RX 7600M XT」で、PCとはUSB4(Thunderbolt 3/4)端子、またはOcuLink端子を介して接続する。USB4端子については、最大100WのUSB PD(Power Delivery)電源出力をサポートしている。 映像出力はDisplayPort 2.0×2とHDMI 2.1×2を備えている。「Graphics Dock」の名の通り、本製品はドッキングステーションとしての機能も備えており、USB4接続を行った場合はUSB 3.2 Gen 2 Standard-A端子、有線LAN(1000BASE-T)端子とSDメモリーカードリーダーも利用可能だ。 底面にはPCI Express 3.0規格のM.2スロットも備えており、ここにPCI Express接続のSSDを搭載すれば、外部ストレージとして活用できる。なお、このスロットはOCuLink接続時でも機能する。