【侍ジャパン】井端監督「ミス命取り」 スーパーRに向け“予行演習"初チャレンジ行使
◆ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 1次リーグB組 ドミニカ共和国3―11日本(18日・天母) 雨に曇る天母の一塁ベンチで指揮を執った井端監督には、油断も隙もなかった。1次Lの1位突破を決めた17日のキューバ戦での4時間7分の激闘から一夜明けて迎えたドミニカ共和国戦に14安打11得点で5連勝。「全部ヤマ場」としていた台湾での4番勝負をものにし、「負けなかったのが良かった。選手はタフだった」とねぎらった。 21日からのスーパーRに向けて収穫を得た。激戦の連続で心身ともに疲労のみえた桑原、小園、牧、源田やキューバ戦で右肘死球の辰己をスタメンから外してコンディションを整えさせた。3回は佐藤の適時打で本塁を狙った栗原の走塁を巡り、今大会初めてチャレンジを行使。本塁生還より先に一塁走者の紅林が三塁タッチアウトとなっており判定は覆らなかったが、スーパーRに向けて予行演習するなど“消化試合”にはしなかった。 「ミスは命取りになるので、もう少し集中力を持ってやりたい。日本らしくつないで点を取って、ピッチャーが踏ん張って勝つというゲームをあと4試合やっていければ。みんなで力を振り絞ってやっていけたら」。目標に掲げる大会連覇に、照準をきっちりと合わせている。(阿見 俊輔)
報知新聞社