予測力とスピードを武器に、スペインの名門・インテルで戦う山田凱斗。「体をぶつけられる前に勝負することを意識している」【フットサル日本代表】
山田凱斗が、2022年3月にバサジィ大分を退団して以来、1年半ぶりに日本のピッチに帰ってきた。 スペインの名門インテル・モビスターで出場機会を得て活躍する若きフィクソは、2016年のワールドカップ王者・アルゼンチンを相手にどんなプレーを見せるのか。
1年半ぶりに日本のピッチでプレー
──山田選手は木暮賢一郎監督が就任してから2022年1月の代表活動で初招集されましたが、今回は久しぶりですよね。 そうですね。今年4月のモロッコ遠征以来です。 ──そこから代表チームの状況も変わってきたと思います。今回の活動に参加してどんな感覚ですか? モロッコ以降でも何回か代表活動があったなかで、僕自身、怪我などもあって参加できないこともありました。継続した活動で(代表チームが)よくなっている部分も多いので、今は適応するのにまだ時間がかかっている感覚です。 ただ、一気にガラッと変わったわけではないので、モロッコや、(その前の2月に6カ国国際親善試合を戦った)タイでの積み重ねを生かせているので、もう少しコミュニケーションをとってうまくやっていけたらと思っています。 ──コンディション的に参加できないこともあった? 9、10月の活動は、僕が怪我したのは6月で、リハビリ期間や復帰から間もなくてコンディションがまったく上がっていないこともあったので。監督とも話をして、活動に参加できていませんでした。 ──久しぶりに日本でプレーを見せられる機会ですね。 僕自身、日本でちゃんとプレーをするのは1年半以上前になるので。バサジィ大分で全日本選手権に出たのが最後の公式戦だったので、見に来てくださる方に久しぶりに自分のプレーを見てもらえるのはうれしいです。 なおかつそこで、こういう選手がいることを知ってもらえたら、自分自身の価値にもつながりますし、日本フットサルの環境が良くなることにもつながると思っています。その意味でも、アルゼンチンは世界の強豪ですしいい相手ですから、しっかりと結果にもこだわってプレーしていきたいと思います。 ──インテルにはアルゼンチン代表選手がいるんですか? 今はいないのですが、去年のチームにはいました。今回も選ばれているルーカス・トリポディ選手です。今年からはナバーラに移籍したのですが、元チームメートなので。 ──今はスペイン語も問題ないですか? プレーに関しては問題なくやれる程度ですね。頑張っています(笑)。