県民共済に加入しようと思い説明を受けたら、子どもも入ったほうがいいといわれました。小学生の子どもも加入すべきでしょうか?
【ご相談内容】 掛金が割安な、県民共済の加入を検討しています。こども型の共済についても説明をしていただき、一緒に加入したほうがいいといわれました。現在、子どもは小学生ですが加入したほうがいいのでしょうか? 自治体の医療費助成制度で、医療費はほとんどかからないのですが……。 今回は、このご相談について見ていきます。
県民共済
県民共済は、割安な保険料(正式には「掛金」)が特徴で、毎年の決算で剰余金が出れば割戻金として契約者に還元される点からも懐に優しい保障手段です。加入者の相互扶助など仕組みは保険と同じですが、運営は非営利の生活協同組合によって行われている点が特徴です。 県民共済のこども型の保障内容について、2024年の加入のしおりをもとに、こども1型(月掛金1000円)の場合の保障の内容を整理してみました。こども2型(月掛金2000円)の場合、保障は2倍となります。 1.入院に関する保障 病気、不慮の事故により入院した場合に共済金が支給されます。 〔共済金の内容〕 入院1日あたり 5000円 (1日目から360日まで) 2.通院に関する保障 不慮の事故により通院した場合に共済金が支給されます。 〔共済金の内容〕 1日あたり 2000円 (1日目から90日まで) 3.手術に関する保障 病気や不慮の事故により所定の手術した場合に、あらかじめ定められた共済金が支給されます。 〔共済金の内容〕 診療報酬点数に応じて、2万円、5万円、10万円、20万円 4.先進医療に関する保障 病気や不慮の事故による治療で、健康保険が適用されない先進医療を受けた場合に、共済金が支給されます。 〔共済金の内容〕 先進医療にかかる費用のうち、先進医療の技術にかかる費用の額に応じて1万円単位で支給 先進医療の額に同一の先進医療につき、支払額の限度は150万円 5.がん診断とされた場合の保障 所定のがんと診断された場合に、共済金が支給されます。 〔共済金の内容〕 共済金の額は50万円 6.第三者への損害賠償 過って第三者に損害を与えてしまった場合に、共済金が支給されます。 〔共済金の内容〕 1回の損害事由における支払額の限度は100万円、同一の子の支払限度額は300万円 7.契約者死亡 契約者が亡くなった場合に、共済金が支給されます。 〔共済金の内容〕 交通事故や不慮の事故の場合 500万円 病気の場合 50万円