陸幕ナンバー2らが靖国神社に組織的に参拝か? 防衛省が調査開始
防衛省は陸上自衛隊の幕僚副長らが数十人で靖国神社へ参拝したことについて、組織的な部隊参拝にあたる可能性があるとして調査を開始したと明らかにしました。 防衛省によりますと、今月9日、陸上幕僚監部のナンバー2にあたる幕僚副長ら航空機事故調査委員会の関係者ら数十人が安全祈願として靖国神社に参拝したということです。 参拝は委員会の実施計画に基づいて実施されていて、幕僚副長ら一部は公用車を利用していたことなどから、宗教上の礼拝所などへの組織的な部隊参拝を禁じた事務次官通達に違反する可能性があるとして、調査を開始したということです。 参拝した自衛官らは時間休をとった、と話していて現時点で参拝の強制は確認されていないということです。 防衛省は今後、調査結果を公表するほか、通達に禁止される具体的な例として公用車の利用などを明記することで再発防止に努めるとしています。