「病院」で修理のおもちゃをプレゼント ドクターがサンタに扮し
童謡とおもちゃの博物館「わらべ館」(鳥取市西町3)で22日、リサイクルしたおもちゃ約150点が子供たちにプレゼントされた。館でおもちゃの修理活動をしているボランティアのおもちゃドクターがサンタに扮(ふん)し、「冬休みに楽しんで」と手渡した。 館は2009年4月、子供たちが愛用するおもちゃを末永く楽しんでもらおうと、無料で修理する「おもちゃの病院」を開設。元教師や技術者、大学生ら約20人のドクターが無線操縦のミニ自動車や電動ペット、ままごと道具など故障して動かなくなったおもちゃを修理している。 クリスマスプレゼントとして贈られたおもちゃは市民から寄せられたものをドクターが整備して、小学生以下の子供たちに贈った。サッカーゲームをもらった市立若葉台小3年の梅本悠希さん(8)は「こんな大きなおもちゃがもらえてうれしい。お父さんと遊びたい」と喜んでいた。ドクター歴15年の河村寛さん(72)=鳥取市津ノ井=は「子供たちの笑顔が励みになる」と話していた。【渕脇直樹】