この年末年始は『最大9連休』「海外派」増加も「家派」が最多か 福袋は“体験型””コスパ型”「二極化」
■年始の楽しみ「福袋」
そして、年始の楽しみといえば「福袋」。昭和、平成とたどると、デパートではお得な商品を詰め込んだ福袋を求めて大行列ができていました。 【昭和59(1984)年 福袋売り場】「新春、福袋大市でございます」 【平成11(1999)年 平成福袋の購入者】「軽いのんがええのんかな思ったけど、ようけ箱が入ってまんな。(中を開けてみて)枕や、抱き枕」 ひと昔前までは「袋の中身はお楽しみ」というのが主流でしたが、取材を進めるとことしは、福袋で“二極化”が進んでいるそうです。一体どういうことなのでしょうか。
■高島屋は非日常感を味わえる福袋を用意
高島屋大阪店で福袋担当の袁さんに聞いてみると….。 【高島屋大阪店 福袋担当 袁正記さん】「2025年度版・福袋。以前からお願いしていた企画のチラシができあがりました」 【南海電鉄の担当者】「ありがとうございます。すごい」 高島屋では、非日常感を味わえる“体験型”の福袋を用意しています。 南海電鉄とのコラボでは、普段は関西空港駅までしか運行しない特急ラピートを、和歌山市駅まで走る特別列車を運行します。このコラボ福袋は去年から販売し、定員の3倍の申し込みがあったそうです。 【南海電鉄運輸車両部 増田忠信さん】「どのようなものが『刺さるのか』は、常々考えているが、それが高島屋さまのお客さまに刺さるのかは心配だった」 (Q.高島屋社内ではどんな反応?) 【高島屋大阪店 福袋担当 袁正記さん】「正直、会社の中で、みんな目丸くなってた。そんなんできんのって。自身でいうのも恥ずかしいんですけど、大好評でしたね」
他にはこんな福袋も…。 【高島屋大阪店 福袋担当 袁正記さん】「こちらでございます。『懸垂幕福袋』でございます」 百貨店の入口に飾られた懸垂幕(縦約10メートル、横2メートル)に自由にメッセージを寄せられる福袋を、ことしに続き来年も用意。 そのお値段は…。 【高島屋大阪店 福袋担当 袁正記さん】「百貨店価格になりますが、税込み30万円というところでございます。普段、言葉では言えないメッセージをここで使ってもらえたらと思います」 ちなみにことし、購入したのは一組だったそうです。 【高島屋大阪店 福袋担当 袁正記さん】「福袋の中身が分からないであったり、サイズが異なるということから、年々そういった(従来の福袋の)需要は減ってきています。 数えきれないほどの『体験型福袋』があるので、そこのところは他の百貨店には負けないかなと思う」