「阪神が獲得調査」ヒウラはNPB入りするのか 大山残留でも阪神入りある? 他球団が動く可能性も
とはいえ、阪神は大山が残留したことでポジションも重なるヒウラについては契約の可能性は微妙な状況になったのは確かだろう。最初に獲得調査が伝えられて以降は続報もなく、このまま阪神はヒウラ獲得については見送るのかも気になるところ。ファンからは今シーズン得点力不足が目立ったことや、メジャーで実績のある“ロマン”溢れる選手だけに、「欲しい」という声は少なくないが……。 「どの球団にも言えるが外国人選手の活躍が優勝には必要不可欠。阪神は先発ローテーションを守ったビーズリーとブルペンの軸の1人となったゲラがおり投手に関しては文句ない。打線では起爆剤になれる野手が欲しいので、ヒウラを獲得する可能性は残っていると思う」(在京球団編成担当者) 「(ヒウラは)能力が高く魅力ある選手だが、野球の実力はもちろん性格面をしっかり調査して欲しい。来日して待遇や条件面が変わったことでハングリー精神が薄くなる選手もいる。ノイジーは阪神在籍途中から練習態度がかなり甘くなった。今まで阪神は同じような失敗を繰り返しているので、仮に獲得するにしても慎重に動いて欲しい」(阪神OB) 阪神入りもまだ可能性として残されているという声もあるが、これまでもある球団が獲得調査をしたものの、結果的に他球団と契約を結ぶケースも存在している。現在DeNAで欠かせない存在となっているタイラー・オースティン一塁手(前年はブルワーズに所属)も2019年シーズンのオフには阪神の新助っ人として名前が挙がっていた選手。日本の球団が助っ人に動く場合はFAの選手が中心になるだけに、仮に阪神が断念した場合は、ヒウラの獲得に動く球団があるとも言われる。 「(ヒウラは)内外野守れるユーティリティプレイヤーで、今季まで阪神にいたノイジーとプレースタイルや年齢が似通っている。同選手が1年目に結んだ年俸130万ドル(当時約1億8000万円)程度の条件なら欲しい球団はあるだろう。同じようなタイプの選手であるモンテスを自由契約にした巨人などは調査に動いているのではないか」(在京球団編成担当者)