この秋の種まきで、来春開花するこぼれ種の植物3選

　秋は絶好のガーデニングシーズン。こぼれ種で増えてくれる植物3つを紹介します。この秋に種まきをすると、来春に開花する植物です。

日本ではクロタネソウの名でも親しまれるニゲラ（写真はイメージ）【写真：写真AC】

○ニゲラ 　日本では別名クロタネソウで親しまれている、キンポウゲ科の一年草です。地中海沿岸から西アジアに分布しています。花弁のように見える部分は萼片（がくへん）で、本来の花びらは退化して目立ちません。色は青、白、ピンクなどがあります。花が咲き終わると風船のようなふっくらとした丸い実がなり、切り花やドライフラワーとしても人気です。

さまざまな色の花があるリナリア（写真はイメージ）【写真：写真AC】

○リナリア 　オオバコ科、またはゴマノハグサ科に分類され、一年草と多年草があります。スッと伸びた茎にライン状に花をつけ、風に揺れる姿が美しい、ガーデニングで人気の花です。花の色は白、ピンク、黄色、紫などさまざまあります。

青い星形の花が咲くポリジ（写真はイメージ）【写真：写真AC】

○ボリジ 　ムラサキ科の一年草で、地中海沿岸原産のハーブです。茎や葉が白い毛に覆われており、青い星形の花が咲くエディブルフラワー。また、病害虫の発生を防いだり、生長を促進したりするなど、コンパニオンプランツとしても知られています。相性の良い組み合わせの植物としてはイチゴが有名で、一緒に植えるとイチゴの実付きが良くなるといわれています。