市川團十郎、穏便な現在の歌舞伎界は「つまんないですねぇ」…先輩役者たちは「骨肉の争い」
歌舞伎俳優の市川團十郎が8日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(日曜・午後10時)に出演。歌舞伎界の裏側を語った。 かつては東京・歌舞伎座で主役争いがあったとされる。インタビュアーの林修が真偽を問うと團十郎は「昔はありました。先輩たちは骨肉の争いがありました」と認めた。 團十郎が10歳頃の、50、60代の歌舞伎俳優たちは「すごかった。刺しはしないけど、刺し違えるぞ」という白熱ぶりだったという。「あの人が楽屋いるなら廊下で化粧してやる」と謎に飛び出したり、楽屋の間口が「弟より3センチ狭い」と文句をつけ、実際にメジャーを持ち出して測ったりと珍行動もあったという。 團十郎は「本当に大変な時代ですよ。だから面白かった」と振り返り、争いがなく穏便な今に「つまんないですねぇ」と不敵な笑みを浮かべていた。
報知新聞社