50億円は無理! でも4万円のフェラーリ「250GTO」なら購入できます! 京商1/18モデルが15年ぶりに復活しました
まるで実車のようなクオリティの高さに注目!
新型モデルからクラシックカーまで幅広い車種をモデル化している模型メーカーの京商。同社のオリジナルブランド「KYOSHO ORIGINAL」から、ダイキャスト製1/18スケール「フェラーリ250GTO」が3種類発売中だ。15年ぶりに再生産となった同製品の詳細をお伝えしていこう。 【画像】驚くほど精密! 3台の 京商製「フェラーリ250GTO」を見比べてみよう(全51枚)
わずか39台しかない希少なフェラーリ
1962年に登場したフェラーリ250GTOは、わずか39台のみ製造されたモデルで、海外のオークションでは50億円オーバーで取引されている。車名の250とは、1気筒あたりの排気量を示しており、搭載するV12エンジンの排気量は3リッターとなる。GTOは、グランツーリスモ オモロガートの頭文字で、FIA(国際自動車連盟)が定めるレースに必要な公認を取得した車両という意味だ。 京商ではアップグレードを行いながら、再生産に至った。ゼッケンがつかないプレーンなモデルの他に、1962年のルマン24時間レースに出場し、クラス優勝を記録したゼッケン19番とクラス2位を獲得した22番をモデル化している。 エクステリアは、スポーツカーの象徴とも言えるロングノーズショートデッキスタイルを採用。デザインはピニンファリーナが担当し、スカリエッティがボディを製作したスタイリングは1/18スケールにきちんと落とし込まれている。 250GTOの特徴的なフロントのD字リッドはもちろん、ボンネットを留める革ベルトや4本出しマフラーといった細部のディテールもくまなく再現。ワイヤーホイールやスピンドルの形状にも注目をしてほしい。 同製品はボンネット、ドア、トランク、フューエルキャップに開閉機構を持ち合わせているため、なかなか見られないマシンなだけに詳細を確認できるのはミニカーならではの楽しみだ。
アップデート箇所は多数! より本物に近づいた
なお、前回からのアップグレード箇所は下記の通り。 ゼッケンなしの250GTOは、ボンネットのストラップの素材を切れにくい素材に変更。キャブレターの色がゴールドからシルバーになり、エアーファンネルの色がクロームメッキからカッパーへ。また、ディストリビューターの色も変更している。 インテリアは、シートの色を明るいブルーを採用し、シートベルトを組み付けている。エキゾーストパイプ後端の側面の凹みに艶消し黒を塗っている。 ルマンに出場したゼッケン19番は、フロントグリル中央に青色のランプを再現。ボディ中央の赤色ストライプの外側のラインの色をイエローからホワイトに変更。ゼッケンなしも同様に、ボンネットのストラップの素材を切れにくい素材にしている。また、フロントウインドウの助手席側のステッカーと運転席側のフロントフェンダー上部のステッカーを再現した。 ゼッケンなしと同様に、キャブレターはゴールドからシルバーになり、キャブレターのエアーファンネルの色をクロームメッキからカッパーに。ディストリビューターの色を変更した。エキゾーストパイプ後端の側面の凹みに艶消し黒を塗っている。 インテリアでは、ダッシュボード上部にエアダクトのパイプを再現。シートはブルーに変更され、シートベルトを組み付けているほか、トノカバーを菱形パターンが無い使用に変更し、色をパールベージュに変更している。 ゼッケン22番は、ボンネットのストラップの素材を切れにくい素材に変更。フロントウインドウの助手席側と運転席側のフロントフェンダー上部のステッカーを再現している。 エンジンルームは、キャブレターの色がゴールドからシルバーになっているほか、キャブレターのエアーファンネルの色がクロームメッキからカッパーに変わっている。さらにディストリビューターの色が変更された。エキゾーストパイプ後端の側面の凹みに艶消し黒に塗られている。 インテリアは、ダッシュボード上部にエアーダクトのパイプを再現しているが、こちらはゼッケン19番とは違う形状となっている。シートは、ブラックに変更され、シートベルトを組み付けている。また、トノカバーは菱形パターンが無い仕様になり、ライトグレーに変わっている。 同製品の価格はレッドのみ3万8500円(消費税込)。ルマン仕様は、3万9600円(消費税込)となっている。全国のミニカー販売店およびインターネットで購入することが可能だ。
AMW編集部