【2024しずおか総決算】知事の突然の辞職に自民党の裏金問題 ”静岡”の政治が注目されることの多かったこの1年
また、裏金問題によって政治家人生が一変したのが安倍派の座長を務めていた塩谷立 元衆議院議員です。 自民党・塩谷立 衆議院議員(当時)<2024年4月>: 批判があるのも承知の上で、しかし正しいこと、言うべきことを言って政治活動を続けていきたいと思うので、今後ともいろいろな面でのご指導・ご鞭撻をお願いしたいと思っている 自民党から下されたのは除名に次いで重い離党勧告処分。 無所属で活動を続けましたが9月になって次の選挙に立候補しない考えを明らかにし、政界引退に追い込まれました。 無所属・塩谷立 衆議院議員(当時)<2024年9月>: あくまでこれからの地域、浜松のことを考えた上で、今回引退して新しい形で今まで積み上げてきたものを地域に貢献できればという思いで決断したので、ぜひみなさんにも理解いただければ。
迎えた衆議院解散総選挙では与党が過半数割れ。 県内でも8つある小選挙区の議席を与野党が4つずつ分け合う形となりました。 こうした中、今回の衆院選で台風の目となったのが国民民主党です。 国民民主党・田中健 衆議院議員<2024年10月>: 「今の政治を変えていこう」。その心1つにみなさんの思いが結実した結果だと思っています。1人でも欠けたらこの結果は出来ませんでした。 県内唯一の与野党一騎打ちとなった静岡4区を制するなど、党全体の獲得議席数は公示前の7から28へと 大きく躍進。 そして、この国民民主党で玉木雄一郎 代表(役職停止中)の右腕として、党運営を取り仕切っているのが榛葉賀津也 幹事長です。 国民民主党・榛葉賀津也 幹事長: やっぱり他の野党が政治とカネで自民党批判に集中する中で、我々は安易な批判をする選挙ではなく具体的な政策に特化しようと、それが103万円(の壁)だったんですね。 その103万円を愚直に訴えていく途中で(街頭演説に)人がものすごく出てき始めたんですよ。「あれ?」と。「これ波が来てるな」と。 野党第一党は「政権交代」「政権交代」と言うけれども、我々の衆院選前(の議員数)は7人ですから、政権交代ではなくて、「我々の政策をいまの与党に呑ませるんだ」「現実的な政治やるんだ」と、これを愚直に訴えたのがやっぱり良かったんじゃないかなと思いますね
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