【巨人】秋広優人「愛を感じました」阿部監督直々のノック 豪での武者修行前に思い受け止める
巨人秋広優人内野手(22)が阿部監督から愛のノックを受けた。3日、川崎市・ジャイアンツ球場での秋季練習。ウオーミングアップを終えると、阿部監督とのキャッチボールが始まった。さらにバットを手にした指揮官の直々のノックを浅野、オコエらと中堅位置の芝で受けた。左右、前後に振られる打球を繰り返し追った。ひときわ厳しいノックで鍛えられた秋広は「久々ですね。懐かしい感じ。愛を感じました」と心地よい疲労の大粒の汗がにじみ出た。 7日からは約1カ月半、オーストラリアでのウインター・リーグに参戦する。阿部監督からは「異国の地に行って、自立してやらなくちゃいけないから人生勉強になる。いろんな選手も見られるだろうし、そういう意味でいい勉強をしてきて欲しいと思う」とハッパをかけられた。 身長2メートルのメガゴジラ。9月16日中日戦後は当てにいった打撃に「何の魅力も感じなかった」と途中交代を命じられた。期待値が高いからこそ、厳しくげきを飛ばされてきた。 4年目の今季は26試合で打率2割6分1厘、1打点と不本意な結果だった。求められるのはロマンに満ちたフルスイング。武者修行を前に阿部監督の思いを受け止めた秋広は「打つことが求められる選手だと思うので、そこを重点的にやりたい。ピッチャーの違い、野球の違いにも対応して頑張りたい」と決意を新たにした。注がれた愛を覚醒につなげる。【上田悠太】