トヨタ「ランクル300」が世界一過酷な8000㎞に挑む!? 目指すは“ダカールラリー”市販車部門12連覇!トヨタ車体「TLC」が参戦発表
年々難しいコース設定となっていくダカールラリー
トヨタ車体は2024年10月23日、2025年1月3日から17日にかけてサウジアラビアで開催される「ダカールラリー2025」に参戦すると発表しました。 【画像】「えっ!?」これが世界一タフで速いランクル300です。画像で見る(29枚)
トヨタ車体のラリーチーム、TEAM LAND CRUISER TOYOTA AUTO BODY(チームランドクルーザー・トヨタオートボデー・TLC)は、TLCの前身となるトヨタ・チームアラコが1995年に初参戦してから30年連続でダカールラリー市販車部門に参戦、2014年から11連覇を果たしています。 一貫してランドクルーザーシリーズで市販車部門優勝に挑み続け、初参戦の1995年大会から1998年大会までは「ランドクルーザー80」、1999年大会から2008年大会までは「ランドクルーザー100」、2010年大会から2022年大会までは「ランドクルーザー200」で参戦、クルマを鍛えてきました。 ランドクルーザーシリーズの「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」というDNAである悪路走破性や信頼性、耐久性を鍛え上げることがダカールラリー市販車部門に挑戦し続ける意義であり、チームのミッションだといいます。 2023年からは現行型となる「ランドクルーザー300 GR SPORT」を投入、ダカールラリー2025も2台エントリーで市販車部門12連覇を目指します。 今回行われた参戦発表会にはトヨタ車体の松尾勝博氏を筆頭に、TLCのチーム代表本多篤氏やチーム監督の角谷裕司氏、そしてトヨタ車体の社員でもある1号車ドライバーの三浦昂選手、そして2号車のドライバー、ロナルド・バソ選手も出席、抱負を語りました。 トヨタ車体の松尾社長は「前回の大会は過去最高難易度のコース設定で、チャレンジングなルートが設定されていた中、三浦選手が完全走破し市販車部門11連覇を果たしました。“完走した者が真の勝者”といわれるほどのコースで、他の参加チームからは『本当に君たちはこの市販車で完走したのか!?それは君たちにしかできない偉業だ』と称えてもらえました。 2025年大会は2台での完全走破、そして12連覇を目指します。ランクルは“どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ”。より進化させる。ランクルを鍛え続ける。ダカールラリーはそれにふさわしいフィールドです」とコメントしました。