気分が上がるだけじゃない! チョコレートの驚くべき5つの健康効果
「やめられない」「ニキビ」「虫歯」といった、ネガティブなイメージもあるチョコレート。でも実は、健康によいさまざまな効果がある。そこで、イギリスの医療保険会社「AXA PPP healthcare」の栄養士、シータナ・クーパーさん協力のもと、日々の食生活にチョコレートを取り入れることで期待できる健康効果をリストアップ。
気分を上げてくれる
チョコレートの濃厚な味わいや香り、食感によって、幸福感をもたらす脳内物質が放出されるそう。チョコレートに含まれる必須アミノ酸のトリプトファンは、幸せホルモン「セロトニン」の分泌を活発化させ、抗うつ作用があるのだとか。クーパーさんいわく、「チョコレートを口に入れた時の胸の高鳴りと、恋に落ちた時のワクワク感はまるで同じ」だそう!
脳を活性化させてくれる
カカオやお茶に含まれるエピカテキンは、認知機能低下の原因とされるアミロイドβという老廃物の蓄積を抑制し、アルツハイマー病の予防に役立つ可能性が。 「糖質や脂質の多い食べ物が、肥満や病気の原因になるのはご存じのとおり。でもチョコレートの場合、少量を食べる分には問題なく、健康効果も得られます。チョコ好きにはうれしいニュースですね。頑張った自分へのご褒美としてチョコレートを時々食べても、罪悪感を抱く必要はありません。バランスの取れた日々の食生活にうまく取り入れられれば大丈夫」
心臓病のリスクを軽減してくれる
フラボノイド(ポリフェノールの一種)が豊富なため、食べることで血圧が下がり、血液がサラサラになって脳卒中のリスクが減少するうえ、抗炎症作用もあるという。クーパーさんは、「フラボノイドは、血管拡張作用をもつ一酸化窒素の生産を促進し、血圧を下げると考えられています」と説明。
動脈硬化を予防してくれる
LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の酸化を防ぎ、動脈硬化の進行を抑える働きがあることも明らかになっている。フラボノイドの50%以上は、カカオバターに多く含まれるステアリン酸という飽和脂肪酸からできており、悪玉コレステロールを減らし、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を増やす性質があるのだとか。