藤井聡太七冠、新将棋会館デビュー 八冠返り咲き狙う叡王戦本戦トーナメント1回戦
将棋の藤井聡太七冠=竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖=が八冠返り咲き挑戦を狙う叡王戦本戦トーナメント1回戦が8日午前10時、東京・将棋会館で始まった。7日から公式戦初めとなった新将棋会館で藤井が初めて対局を行う。 タイトル戦番勝負は和装で行われるため、8大棋戦では久しぶりのスーツ対局だ。午前10時、藤井は恒例の”初手お茶“を口に含み、肩を一度すとんと落としてから飛車先の歩を突いた。 藤井は24年6月、同い年の伊藤匠七段に叡王位を奪取され、七冠に陥落した。 八冠返り咲きを狙う今シリーズ。伊藤叡王への挑戦は4連勝でトーナメントを勝ち進まなくてはならない。初戦の相手は2月からの棋王戦番勝負の挑戦者でもある増田康宏八段だ。 持ち時間は各3時間、夕方に決着する見込みだ。
報知新聞社