たまごは「1日1個まで」はもう古い…1日3個食べると発症リスクが激減する「病気の名前」
歳をとっても若さや元気を保ちたい人に「筋肉」は必要な体の資産。その筋肉にとって大事なたんぱく質を効率的にとれる食材が「たまご」だ。「たまごは1日1個まで」「食べすぎに注意」と言われることもあるが、それは古い常識。 【写真】快適な睡眠は「ふくらはぎ」が決める…! 中高年の健康増進のお手本・鎌田實医師がたまごの栄養の最新情報と「毎日の生活に“プラス1個”」する楽しい工夫を1冊にまとめた『長生きたまご』(サンマーク出版)より一部抜粋、再構成してお届けする。
中年以降に必要なのは筋肉とたんぱく質
僕は60代の後半に、自分の健康状態や生活習慣を見直して、これからはますます体が資本で、本当に大事な資産は「筋肉」だと考え、以後、積極的に「貯筋」をしてきました。 50年にわたり地域医療に携わり、日本が超高齢社会となっていく過程を見続けてきた僕の結論! ──それは、中年以降は誰でも「貯筋」をして、筋肉をなるべく減らさないことが大切、ということです。 僕が貯筋のために実践している運動は、鎌田式「スクワット」や「かかと落とし」、「ズボラ筋トレ」など、これまでも著書や講演、テレビのインタビューなどで紹介してきたので、ご存じの方もおられるかもしれませんね。 一方、僕はたんまり筋肉を増やすために、「貯筋」と同時に「たん活」も行ってきました。「たん活」とは、多くの日本人に不足していて、貯筋に欠かせない栄養素、たんぱく質を十分に摂る食生活のことです。 筋肉を、いわば“複利”で増やしていくには、十分なたんぱく質摂取が欠かせません。みなさんも「貯筋」と「たん活」、この2つはセットだと思ってください。 とくに一般的な日本人の食生活では、朝食や昼食でたんぱく質が十分に摂れていないことが指摘されています。朝はごはんの人も、パンの人も、あまりおかずを食べずに済ましてしまいがちでしょう。昼も麺類だけなどで済ましてしまうと、朝昼合わせて「炭水化物(糖質)」中心の献立になってしまうわけです。 しっかり「貯筋」していくためには、朝昼晩の3食で、十分なたんぱく質を摂る必要があります。そのために、もっとも効率がよいパーフェクト食材が「たまご」です。