リバプールで“ほぼ出番なし”の遠藤航を今後も日本代表に招集すべきか。かつて南野拓実も…
冬の移籍はギャンブル要素が強く
本来、代表チームに呼ばれるべきはクラブでエース級の活躍をしている選手だ。「クラブあっての代表チーム」という考え方ならなおさらで、そうなると──。例えば、現在FC東京で控え要員の長友佑都、リバプールでほぼ出番なしの遠藤航が森保ジャパンに選ばれているのは“不思議”との見方もできる。 【画像】最新のアジアFIFAランキング 特に気になるのは遠藤の現状だ。リバプール在籍2年目の今季、指揮官がユルゲン・クロップからアルネ・スロットに代わると、序列が低下。ここまで公式戦5試合で出場は2回、いずれも後半アディショナルタイムの数分だけで、やはりコンディションが気がかりである。 このままの状況が続けば、南野拓実と同じ悪夢に見舞われるかもしれない。リバプールで満足な出場時間を得られなかった南野は、「他クラブ(モナコ)に移籍」→「加入1年目でコンディションを落とす」→「代表落選」となかなか浮上できなかった。もしかすると遠藤も? そんな懸念もある。 ただ、すぐ代表落選という事態はさすがにない。9月の連戦(中国戦、バ―レーン戦)でも存在感を示していたし、少なくとも年内の代表戦は間違いなく招集されるはずだ。森保ジャパンでキャプテンの重責を担っている点も、“招集継続”の根拠になる。 そもそも、現状で遠藤の代役は見当たらないだろう。ボランチで彼を脅かす選手が出てきて初めて、「遠藤を招集すべきか」という議論が成立するのかもしれない。 リバプールはプレミアリーグやチャンピオンズリーグに加え、ここからリーグカップなど国内カップ戦も戦うハードスケジュールになる。きっと遠藤に出番は回ってくるはずで、そこでチャンスをモノにできるか。すべては彼次第だ。 リバプールでどれだけ出場機会を増やせるかが今後の見どころになるか。今冬での移籍はギャンブル要素が強く(冬の市場で動くのはシーズン中であるためチームに馴染むのに苦労する)、成功の可能性は低いと見る。 やはりリバプールで突破口を見出したい。 文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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