人として「豊か」になるため、世の中の流れをニュースで知るのは当然 「ちょうどいい」接し方選んで、整理収納アドバイザーEmiさん
「こんな世界があったんだ」と価値観を変えたのは、音声配信サービスでのニュースだった。Voicyで日経新聞や毎日新聞が配信するニュースを毎日10分聞く。片耳にイヤホンを付けて家事をしながらや通勤中にも。家事や仕事に追われる今は、片耳での「ながらニュース」がちょうどいい。 ▽「本当にそうかな」と考える癖を 子どもが3、4歳になったころからは、自身の習慣であるマイノートを一緒にやっている。最初は自分が書く時間を取るために「一緒にやろう」と提案していたが、中学3年生になった今でも続いている。子どもたちはシールを貼ったり好きな言葉を書いたり。「好きを集めるノート」として、現在は部活に関することが多い。 実家では新聞を購読し、卓上に置いてあることで会話が広がった。現在は、スマートフォンを1人1台持つようになり、主な情報収集はネットニュースに。気になったニュースを家族のグループLINE(ライン)で共有し、夕食時に話題にする。テスト前の時事問題対策のみでなく、良いニュースも悪いニュースも見ることで、危機管理能力を育てるのに役立つと考えている。
ニュースには、学校では教えてくれないことも、学校での学びにつながることも載っている。「意見を言うのが怖くない世界にしたい」と何でも自分の意見を話し、話せる環境をつくるようにしている。 情報収集の方法に変化はあったが、信頼できる発信元かどうか確認するのは欠かさない。ネット上には、フェイクニュースと言われる信ぴょう性が定かでないニュースもはびこる。災害時などの混乱した際にはデマも拡散される。そんな現代でも、常に自分というフィルターを通じて「本当にそうかな」と考える癖を日頃から身に着けていれば、流されることはない。そのためにも配信元を見て、考え、調べることを大切にしている。 ネットニュースでも気になった記事はスクリーンショットで取り置きし、時間のある時に印刷してマイノートへ。習慣に変わりはない。 ▽メディアには 男性が外で仕事をして女性が家庭で家事をする。女性が朝食を用意している間に男性が、机で新聞を思いっきり広げて読む。一昔前はそんな日常があった。でも今は、働き方も生活も人によってさまざまだ。