0歳の娘の「マイナンバーカード」を作りたいけど、0歳児は12月から「顔写真」のないカードになる!? 顔写真がなくなる「デメリット」はあるのでしょうか?
数字12桁の個人番号が記載された身分証明書「マイナンバーカード」の普及率は7割を超え、すっかり身近なものになりました。マイナンバーカードを使った保険証(マイナ保険証)の利用が進められていることから、新たに自分のため、子どものために作成した人も多いのではないでしょうか? 実は2024年12月2日から、1歳未満の子どものマイナンバーカードには顔写真がなくなることが決まっています。 本記事では、マイナンバーカードから顔写真が消えるのはなぜなのか、顔写真がないデメリットはあるのか、について解説します。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
0歳の子どものマイナンバーカードから顔写真がなくなる
マイナンバーカードは、0歳の赤ちゃんも作成することができます。現在は0歳の赤ちゃんも大人と同様に顔写真が載ったカードの発行となっていますが、2024年12月2日以降にマイナンバーカード作成の申請をした1歳未満の子どものマイナンバーカードからは顔写真がなくなることが決まっています。 0歳の赤ちゃんのマイナンバーカードから顔写真がなくなる理由は、乳児の顔写真を撮影するのが難しいことや、成長が早いため顔がすぐに変わってしまうことなどが挙げられます。
顔写真のないマイナンバーカードでできること
0歳の赤ちゃんが顔写真のないマイナンバーカードを発行した場合でも、個人番号の証明、コンビニなどでの住民票の写し等公的な証明書の取得、健康保険証としての利用など、顔写真があるマイナンバーカードと同様のことができます。顔写真がないからといって、マイナ保険証として使えないなどということはありません。
顔写真のないマイナンバーカードのデメリットは?
顔写真のないマイナンバーカードを持つデメリットは、子どもの顔写真付きの身分証明書がなくなることです。 顔写真付き証明書は、マイナンバーカードのほかにも運転免許証やパスポートなどが挙げられますが、0歳の赤ちゃんは運転免許証を持つことができませんし海外旅行の予定がないのにわざわざ0歳の赤ちゃんのパスポートを取得する人は少ないですよね。 ただ、小さな子どもが顔写真付きの身分証明書の提示を求められる機会は多くはありませんので、顔写真付きの身分証明書がなくなることは大きな問題ではないかもしれません。 例えば、銀行の口座開設などで本人確認をする際に顔写真付きの証明書がない場合は、健康保険証などの本人確認書類に加えて、母子手帳や住民票の写しなど住居の記載のある補完書類を提出することで本人確認をすることができます。