『ドラクエ5』使いどころに困るポンコツ呪文&特技 “弱体化”が悲しい
過去作では役に立ったのに…弱体化が切ない呪文も
スーパーファミコン用ソフトとして発売された『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』では、「職業」のシステムがなく、人間キャラや仲間モンスターごとに覚える呪文や特技が固定されています。それはキャラクターの個性である反面、効果が微妙なために使い道がほとんどないこともよくありました。 【画像】え…実写版『ドラクエ5』ってありましたっけ? コチラが再現度すごい「ビアンカ」コスプレイヤーの姿です(11枚) 使いどころに困る呪文のひとつが「ニフラム」です。『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』から登場している、成功すれば、モンスターを光の彼方へ消し去る呪文です。消し去ったモンスターの経験値やゴールドが手に入らないため、使いどころが難しいのが難点です。さらに、覚えるのは仲間モンスターの「スライム」と「クックルー」のみなのも悩ましいところです。 ほかに使うタイミングに困る呪文といえば、「ドラゴラム」です。習得するのは「女の子(主人公の娘)」と仲間モンスターの「ドラキー」と「スライムベホマズン」のみで、ただえでさえ使う機会が限定されます。『ドラクエ3』では、ドラゴラムで変身した後の炎攻撃で、メタル系モンスターに大ダメージを与えられましたが、『ドラクエ5』ではそのような恩恵がなくなっているのもガッカリポイントのひとつでしょう。 「男の子(主人公の息子)」が習得する「ミナデイン」も使いどころが難しい呪文です。仲間キャラクター3人のMPを10ずつ消費して、敵1匹に約330ポイントものダメージを与えるデイン系最強の呪文ですが、そのターンは、ほかの仲間たちが行動できなくなります。また、馬車の外に出ているメンバー全員がMP10以上ないと使用できません。デイン系魔法に耐性のあるモンスターも存在するため、「全員でミナデインを唱えるより、ひとりずつ攻撃した方が強い」という意見があがっています。 また、スーパーファミコン版の『ドラクエ5』では仲間モンスターのみが特技を習得します。このうち「ポンコツ特技」としてよく名前があがるのが、「みなごろし」と「ふしぎなおどり」です。みなごろしは、自分以外の敵か味方のいずれか1体に「会心の一撃」と同等のダメージを与えます。 しかし、メタル系モンスターには1しかダメージを与えられないうえに、味方が大ダメージを受ける可能性もあり、メリットを感じにくい特技と言えます。ふしぎなおどりには3種類あるものの、どれも敵のMPを減らすのみです。敵から受けた呪文の消費MPを吸収できる「マホキテ」のほうが有益と感じる人が多いようです。
マグミクス編集部