「帰ったら子育てもしっかり!」樋口黎の家族が明かすレスリング人生 8年越しの金メダル獲得
◇パリオリンピック2024 レスリング男子フリースタイル57キロ級決勝(大会15日目=日本時間10日、シャンドマルス・アリーナ) 【画像】相手の攻撃を耐えビックポイント差で勝利し金メダルを獲得した樋口黎選手 リオ五輪では惜しくも銀メダルとなり、8年越しに悲願の金メダルを獲得した樋口黎選手。表彰式後に樋口選手の家族がコメントしました。 金メダルの興奮がさめやらぬ会場の外で記者団の取材に応えた父・篤さんは最初に「日本の方が現地でたくさん応援してくれたのと、日本は夜中の放送でも結構応援してくれた人がたくさんいて、まずはその方に感謝を述べたいですね。ありがとうございます」と感謝を述べました。 樋口選手はリオ五輪の時は惜しくも銀メダル。それから8年間努力をし続けた息子を「わりとマイペースな感じなんですけど、表向きは悔しいことがあっても「大丈夫、大丈夫」みたいなことを言っているんですけど、内心ではすごい悔しいと思っていたと思うんですけど、それをリオから8年持ち続けて、きっと今回の優勝につながったと思う。最後まで諦めずに頑張ったので自慢の息子ですね」とコメント。 また母・容子さんは「間違ったことはしないというか正義感はある。その辺はまじめな子ですね。1つのことに没頭するので、失敗してもなぜ失敗したんだろうと常に考える子なので前向きに考えるポジティブシンキングでずっといました。減量が失敗とか計量失敗とかあっても、『絶対に原因がある』って突き詰めて考えて、それを行動に変えて『レスリングが好き』っていう初心を忘れずに、やり続けたから今があると思う」「本当にお疲れ様でした」と息子の性格について明かしました。 最後、妹の耀さんは兄に言葉をかけるとしたらという質問に対し「お疲れ様って。帰ったら子育てもしっかり!」と金メダルを取っても家族サービスを忘れないでと口にしました。