『24時間テレビ』やす子“バスト問題”で炎上。元下着販売員が「胸の揺れは百害あって一利なし」と断じるワケ
本人の意図とは違う性的な目線で見る人がいる
女性ならわかる方が多いと思いますが、胸が揺れるということは百害あって一利なしです。 痛い、じゃまに感じる、動きづらいなど、身体的な辛さはもちろんですが、胸が揺れることで性的に見られることは、現状で避けられないため精神的な辛さもあると思います。他にも下垂の原因に繋がるため、胸が揺れないよう日々様々な工夫をしている女性が多いです。 スポーツブラジャーの着用は、胸が揺れると、どうしても視線を集めてしまうため、それを避けるという意味もあります。 にも関わらず、やす子さんが揺れる状態で24時間走っていたことが、どれだけ辛いことかわかる女性も多いため、これだけ炎上したのでしょう。見られる仕事で若い女性芸能人が性的な視線にさらされていると多くの女性視聴者は不安な気持ちになってもおかしくありません。 男性でも、普通の感覚なら目のやり場に困るはずですし、テレビとしては本末転倒ではないでしょうか。 スポーツブラジャーでは、バストを守るのはもちろん、動きやすくするための工夫もたくさんされています。今回のようにスポーツを取り扱う番組であれば、女性の体に合わせたブラジャーまでしっかり用意して欲しいものです。
目立つから触って良いわけではない
胸が大きいこと、揺れることは時に褒められることがあります。しかしそれは本当に「良いこと」でしょうか? 性的な観点で見れば、確かに大きさや揺れは魅力的かもしれません。けれども「良いことだから」という認識のせいで、見ても良い、触っても良いと勘違いしている人がいるのが現状です。 胸は歩いただけでも揺れますが、それ自体はどうしようもないことです。しかし、「揺れる胸を見て欲しい、触って欲しい」と思っている女性は、かなり少数派でしょうし、前述したようにデメリットが大きすぎます。 だからこそ私たち女性は、ブラジャーの着用をはじめ胸が揺れないように努力をしますが、それでも揺れてしまうことは多々あります。それを「触って良い、見て良い」ものとするかどうかは、他者が決めることではありません。 もちろん、絶対に視界にも入れるなというわけではありませんが、「本人は見られること、触られることを望んでいない」という認識があれば、触らないのは当たり前で、目をそらすのがまっとうな反応ではないでしょうか。