J3降格決定の鹿児島、5月から指揮を執った浅野哲也監督の契約満了を発表
鹿児島ユナイテッドFCは11日、現在トップチームを率いる浅野哲也監督について、契約期間満了に伴い今シーズン終了をもって退任することを発表した。 【ハイライト動画】鹿児島、最終節は岡山とスコアレスドロー 現在57歳の浅野氏は、現役時代に名古屋グランパスを中心に活躍し、1990年代前半には日本代表にも選出。現役引退後は解説者の活動と並行しながら指導者としても経験を積み、湘南ベルマーレのトップチームとユース、アビスパ福岡のトップチームで監督およびコーチを歴任してきた。2015シーズンからの2年間は鹿児島で指揮を執り、Jリーグ参入にも貢献。その後はAC長野パルセイロの監督を経て、2019年からはwyvern(現:東海社会人サッカーリーグ1部)のアカデミーダイレクターを務めていた。 今年5月には、大島康明前監督に代わって鹿児島の指揮官に就任。当時の鹿児島は2024明治安田J2リーグ第17節終了時点で、3勝5分9敗の成績で降格圏の18位に沈んでおり、再建を託される形に。就任後4試合を2勝2分と無敗で駆け抜けるなど、出だしは好調だったが、第25節藤枝MYFC戦(●2-3)から8連敗を喫するなど苦しんだ。最終的には7勝9分22敗の成績で、20チーム中19位でフィニッシュ。わずか1年でJ3に戻ることが決まっていた。 契約満了に際し、浅野監督は鹿児島を通してコメントを発表。J2残留を果たせなかったことを謝罪し、クラブへの感謝の思いを綴った。 「鹿児島ユナイテッドFCを支えて下さる全ての皆様、沢山のご支援とご声援を頂き、本当にありがとうございました。心より感謝を申し上げます。目標であった『J2残留』を果たせず、大きな責任を痛感しております。本当に申し訳ありませんでした」 「半年間という短い間でしたが、再びこの大好きな鹿児島で過ごせた時間を忘れません。これからの鹿児島ユナイテッドFCの益々の飛躍と全ての皆様のご健勝をお祈り申し上げます。お世話になりありがとうございました」
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