「自ら消えてほしい」「もう我慢できない」…韓流芸能人、戒厳令・尹大統領に次々に反旗
【12月05日 KOREA WAVE】韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が突如発令・撤回した非常戒厳令に対し、韓国の芸能界から批判の声が相次いだ。俳優やミュージシャン、タレントらがSNSやコメントで不満を表明し、さらには大統領の辞任を求める動きも見られた。 詩人で歌手のハ・サンウクは4日、自身のSNSで詩「明かりを消さずにベッドに横になる」をシェアした。この詩には「ただ、自主的に消えてくれ」という一文があり、直接的に名指しはしていないものの、ユン大統領の非常事態宣言に対する抗議と解釈された。 この投稿は同日午後5時時点で1万4000件の「いいね」を獲得し、なかには人気歌手G-DRAGONの「いいね」も含まれていた。 タレントのキム・ナヨンは「子どもに何を言えばいいかわからない」と書いた。 俳優でありコメディアンのキム・スヨンは「12月12日の独房は寒いだろう」とコメントした。 12月12日は、1979年のチョン・ドゥファン(全斗煥)氏(のちに大統領)が起こした「12・12粛軍クーデター」を暗示しているとみられる。 また、バラエティ番組「アブノーマル会談」に出演していたノルウェー出身のタレント、ニコライは、SNSに「ユン・ソンニョル OUT」「退陣」と書かれたプラカードの写真を投稿した。 さらに、慶熙大学の物理学教授でありタレントとしても活躍するキム・サンウクは「ユン・ソンニョル弾劾」と書き込むなど、大統領の辞任を要求する声も見られた。 作家でタレントのホ・ジウンは「もうこれ以上は我慢できない」とコメントした。 韓国系カナダ人シェフのレイモン・キムは「2時間48分。ギネスブックに載る出来事。単なる好奇心だったのか。21世紀の韓国憲法と国民を軽んじた人物が、愚かさを自ら証明した」と厳しく批判した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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